動物も楽しい動物園 環境エンリッチメントの試み

2018年09月20日
ドキュメンタリー・カルチャー・教養
動物も楽しい動物園 環境エンリッチメントの試み

サイエンスやテクノロジーに関わる新しい動向や注目の研究を
「深く・わかりやすく・面白く」伝える科学ドキュメンタリー


主な取材先
落合知美さん(市民ZOOネットワーク)
下村幸治さん(天王寺動物園)
油家謙二さん(天王寺動物園)
中島麻衣さん(多摩動物公園)
椎原春一さん(大牟田市動物園)
伴和幸さん(大牟田市動物園)
河野成克さん(大牟田市動物園)

内容
元気よくプールに飛び込むホッキョクグマ、勢いよく木に登るライオン、カプセルを楽しそうに転がすコビトマングース。
最近、かつてないほど元気よく動き回る動物たちの姿が見られる動物園が増えつつある。
こういった背景には、飼育員たちの様々な新しい試みやちょっとした工夫がある。
動物園に起こりつつある変化――。 それはどのような試みなのだろうか。

◆環境エンリッチメントとは?
動物園の動物たちが、同じ場所を行ったり来たりしたり、体をただ揺らして居たり、鉄の柵などを舐め続けるという行為をよく目にするが、こういった行動は野生動物では絶対にみられない異常行動だといわれる。
動物たちの異常行動を減らし、より野性に近い姿を見せようとする取り組みが「環境エンリッチメント」である。
欧米の動物園飼育員らの草の根運動として始められたこの試みは、餌のあげ方や日常生活のあり方をちょっとした工夫で変えてあげることで、動物が置かれた環境をエンリッチ=豊かにしようとする試みであり、日本でも着々と広がりつつある。

◆天王寺動物園
大阪市の天王寺動物園では、おもちゃを追いかけたり、ブイをお手玉に見立てて元気よく遊ぶホッキョクグマの姿が見られる。
これはただ遊んでいるだけではない。
ブイを“狩り”に見立てて、その中に餌を仕込むことによって、ホッキョクグマが本来持っている野生の習性を呼び戻そうという試みなのである。

◆多摩動物園
多摩動物公園では、チンパンジーの餌やりの際に、木の穴に餌を隠すなどして食事の時間をのばすような工夫が行われている。
野生のチンパンジーは活動時間中に餌を探して歩きまわるなど、採食にかなり長い時間を費やすことがわかっている。
こういった習性をもとに環境エンリッチメントが行われている。
またチンパンジーにとって“群れ”は特別な意味を持ているのだが、それはどのようなものか?

◆大牟田市動物園
福岡県にある大牟田市動物園では動物園を挙げて環境エンリッチメントが実践されている。
この動物園の特徴は、飼育員らの年齢が若いことにある。
餌やりや動物たちの日々の健康チェックのために飼育員らが創意工夫した仕掛けが行われている。
果たしてどのような取り組みが行われているのだろうか。


WAC(C)



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ジェニー
Posted by ジェニー